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2004.10.06

見送って・・・

 Eちゃんのお通夜に行って来た。
 夫に先立たれ、息子を亡くし、今また娘を亡くしたEちゃんのお母さんは気丈にもしっかりと振る舞っていた。
 中途採用で入り、すでに10年以上経過したというEちゃんが勤めていた会社は、彼女が闘病生活に入ってからも離職させず、直ったらいつでも出勤してこいと言ってくれていたという。
 会場には、親戚の方、会社関係の方、参加していたボランティアサークルの方、そして、何とか訃報を聞きかけつけた中学時代の友人達がいた。
 Eちゃんの年齢や社会的立場上、盛大なとは言えないものの、けして寂しくはない大勢の人がお別れに駆けつけてくれたようで、何だかほっとした。
 
 お通夜は滞りなく終わった。最後に棺の中に寝かされたEちゃんの顔を見せてもらった。病気で闘って死んだとは思えないほど、綺麗な顔で、呼べば何か答えてくれそうな気がした。

 高校時代にいろいろな思いを分かち合ったEちゃんだったけれど、結婚してからは随分疎遠でいた。病気と闘っていた頃に、連絡をくれなかったのは、いろいろと気遣ってのことではあったろうけれど、一人で闘うことを心に決めていたからか。
 ここ2,3年親しくしていた友達にさえ、病気のことは詳しく言わず、いつも明るく元気な素振りでいたようだった。

 お通夜が終わって、中学時代の友人6人と思い出話に花を咲かす。いろいろと話しをしたが、私しか知らないEちゃんのことが意外に多くて、何だか、苦しいような切ないような気がした。

 先に逝ってしまって、拍子抜けな気もするけれど。でも6人がなんだかんだと笑いながら思い出話をしているのをEちゃんは微笑んで見ていてくれただろう。
 
 また、友人を見送ってしまった。生きていることを幸せと思ってはいるけれど。
 でも、また、見送ってしまったのだなあ・・・。
 この先で、いろんな人が微笑んでいる。私がそこへ行くまで、彼らはそこにいてくれるだろうか。曾祖母のようにあの世からも旅立って行きはしないだろうか。
 
 この世とあの世は違うとは思うけれど、親しい人を見送るたび、あの世が意外と近いもので、そんなに特別な世界ではない気がしてくる。
 何かきっかけがあれば、その境を超えて、自由に行き来できるような。

 まあ・・・。慣れないうちは寂しかったりもするだろうから、Eちゃん、気が向いたら夢にでも出てきておくれ。言葉は通じないかも知れないけれど、でも、きっと気持ちは通じるだろうから。
 

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