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2007.10.22

認知症は進む

 義母の認知症は月を追って進んでいくようだ。日に日に進む・・・と言うことはないのがまだ救いかもしれない。

 この病気によくある話で、排泄器官の麻痺や排泄感覚が鈍くなる・・・と言うのがある。
 24時間一緒にいるわけではないので定かではないが、毎日通ううちになんとなくわかることもある。
 自分ではっきりと意思を持って「トイレに行きたい」と思う時と出てしまった事に気付かない時と「面倒だなあ。出ちゃったけど、あとで下着替えればいいかあ。」と思っているうちに忘れてしまう時と、大体3パターンが多いようだ。

 「行きたい」と言う時は良いのよね。自分からちゃんとトイレに行って間に合うんだわ。
 出てしまって気付かない時と忘れちゃう時。これが困る。リハビリパンツ(赤ちゃんで言うところのパンツ型おむつのこと)で過ごしているのだけど、横もれして滲みてきてしまうのよね。下着もズボンもクッションも濡れてしまうのだけど、それでも気がついてない時がある。気がついて「おかしいのよ、冷たいの」と人事のように言ってる時もあるんだけど(^_^;)
 まあ、気がついた時は慌てず騒がず「あら、濡れてるねえ。風邪引くとあかんで着替えよう。」と言うと素直に着替えるしトイレも行くので良いのだけど。

 本人が気付いてない時にこちらが気付いて、トイレに誘う時が一苦労。「したくないからいかない。」(そりゃもう出てるからしたくないよな(^_^;) とか「トイレは寒いから行きたくない。」(いや、まだ昼間だし、あったかいって今日。)とか、「1時間に1回は自分で行ってるから連れて行ってもらわなくてもできる。」(いや、すでに4時間とかたってるから)とか、そのほかいろいろな理由を作って頑として行かない。
 昨日は、時間を見計らってトイレに誘い、トイレまで連れて行った上の子に罵詈雑言を浴びせ、果ては「いやだったら、いやなの~~~!」と泣き喚き出して、さすがに旦那さんがキレて怒鳴っていた・・・。

 今日も夕ご飯を届けに行ったら、ちょうど「気付かないうちにしてしまった」か「あとでと思って忘れちゃった」時だったみたいで、家に入っても誰もいないので、はて?と思い探したら、トイレから義父の怒鳴り声が聞こえてきた。
 義父は気が短くせっかちな上に、言葉がきついから、怒ってなくても怒っているように聞こえる。
 どうも濡れた服とか着替える時に義父がかける言葉がきつかったらしく、義母は義父に悪態をついたらしい。そしたら、義父もぷちっとキレて「さっさと着替えやんか!」と怒鳴っていたところへ私が来た・・・と言う感じだった。
 下着をはきかえるのも、服を着替えるのも、靴下を履くかはかないかの確認まで義父に「これでいい?」と、いちいち聞かないと行動に移せないのに、悪態をつく時は10人前以上に義父を罵倒するので、そりゃ、義父もやるせないだろうなあ・・・と思う。

 毎日、義母に「トイレに間に合わないのも、気がつかないのも、病気のせいだからね。お義母さんは悪くないんだから、落ち込まずにね。間に合わないのに気がついたら、すぐに言えば、お義父さんも怒らず着替えさせてくれるから。ちゃんと言うんだよ。」とか「お義父さんは、お義母さんの体のことをちゃんと見て、考えてトイレに行けとか薬を飲めとか言ってるんだから、言うこと聞かないとね。」とか話をする。
 その時は、本当に真面目に「そうだね。自分は病気なんだから、少しでも世話をかけないように頑張らないと。」とか言うんだけど、多分、しばらくすると違う世界をさまよってしまって忘れちゃうんだろうなあ。

 これが認知症かあ・・・と、義母を見るたびに話すたびに、やるせない気持ちになる。本人はわかってないわけじゃない。人格もプライドもちゃんとあるのに、やることや欲望を通すことは3歳児になってしまう。
 なんだか、切ないような愛しいような哀しいような、そんな気分だ。

 とか、なんとか。私も半年くらい前に、駄々をこねて悪態をつく義母に怒鳴ったことあるんだけどね。
 お風呂に入る入らないで、まあ、すんげー理屈と嘘を繰り返すから、ぷちっとキレて。義父や旦那さんや子ども達にまで悪態つくもんだから、「いいかげんにしなさい!!!!」とテーブルたたいて怒鳴ったです。
 まあ、それから、怒鳴り声あげることはなくなったけど。家族なら一度は通る道らしい。入院前に上の子がその道通っていたし。昨日は旦那さんが通ったし。
 義父はどうなんだろう。何度も通っているのかな。それとも心底はまだ通ってないのかな。
 一度通ると、気持ちが吹っ切れるらしい。確かに。上の子は義母に対する態度がちょっと変わったと思うし。私は義母がどんな嘘や理屈を言おうが気にならなくなったし。

 んまあ、介護保険の認定が遅くとも今月中には降りてくるはずなので、そうしたらケアマネージャーさん頼んで、介護サービスの利用を具体的に進める予定。
 とにかく義父の精神的負担を軽減しないと、共倒れされると困るし・・・。

 って、感じの今日この頃。まだまだ、穏やかな介護的生活です。

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