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2008.01.30

とりあえず・・・

Dsc02494  週一回の血管外科の受診。義母の左足はすでに薬指が壊死を起こしていて、指先が黒く変色している。指と指の間も癒着しないようガーゼを施しているが、潰瘍ができたりなくなったり。
 週3回の血管注射が効いているせいか、毎日の消毒が功を奏しているのか、急激な悪化がないところが救いかな。
 診断は、「このままの状態で維持できるなら、足の切断はないです。他の指に壊死が広がったり、化膿して熱がでたり、現在壊死している指の付け根などの痛みを感じなくなったら、その時は切断となります。なるべくその事態は避けたいので、週一度の診察は必ず受け、週3度の注射は欠かさないようにしてください。」と言うことだった。
 血管注射を打ってもらうと、血管が広がり血流がよくなるからか、それで神経が過敏になるのか、注射をした日は特に痛みを訴える。あまり飲みすぎてはいけないと思うのだけど、頓服に頼り、痛みをやり過ごしている。

 先週金曜日、義父がとうとう脳神経科を受診した。ここ2、3ヶ月、物忘れがひどく、それが年齢によるものではない感じだったので、前々から受診を進めていたのだが、義父はそれを拒んでいた。
 けれども、年明け早々、義父に任せて義母の足を悪化させたことで、義父自身が不安を感じたようで、何十回目かに旦那さんが言った「行くぞ」にYESと返事したのだ。

 認知症の問診を行い、脳と海馬のCT撮影をした。
 義父は会社に勤めていた頃は経理にいた。計算は昔から得意で、今でも計算は間違うことはない。自分や義母や旦那さんの生年月日もすらすら言えるので、自分では大丈夫と思っていたらしい。
 が、今あったことを覚えていられない。医師との会話で3つの単語を覚えてくださいと言われ、しばらく雑談や昔のことをたずねられたあと、その3つを聞くと覚えていなかった。今日の日付やその時のだいたいの現時間も答えられず、野菜や動物の名前も3つくらいで続かない。
 CT撮影の結果を見れば、脳や海馬が縮んでいるのがわかる。このまま放置していれば、近いうちに本格的にアルツハイマー病の扉を開けていただろうと言われた。
 今なら、進行を遅らせる薬を飲み、外との繋がりを積極的に持つことで、進行は驚くほどゆっくりとなり、日常生活も普通にこなせるだろうと言うことだった。

 とりあえず・・・。
 現状維持の日々が続く。一番心配なのは、義母が足のことや糖尿病のことで入院となってしまう時のことだ。
 義父を一人にしておくのは不安だし、何より、配偶者が目の前からいなくなってしまうことで、義父の認知症の進行が早まりはしないか。反対にしっかりしてくれれば良いけれど・・・。
 そして、入院することで、義母の認知症がひどくなりはしないか。足を切断となった時、義母のことだから、寝たきりになってしまう気がするし。
 同居を考えもするが、寝たきりになった義母と認知症の義父の二人を介護する自信は先ずない。では、どうするか・・・。だけれど。
 まあ、まだ、当分は今のままで暮らせるのだから、あまり過剰には心配したくない。けれど、どの道をどの方法を選ぶにせよ、覚悟だけはして明日からも頑張るしかない。

 と、書いてしまうとかなり深刻な感はぬぐえないのだが、今はいたってのんびりしたものである。いろいろと批判はあれど、介護保険のおかげで、ずいぶんと助かっているし。また、介護や認知症についての周りの認識が一昔前に比べて、格段に深まっているおかげで、その大変さや深刻さを理解してくれているし。
 また、今のバイト先が、義母のそういう状態を説明すると、充分に介護をしてあげてくれとそちらを優先してくれるのも、ものすごく助かっている。

 足が痛くてうなっている義母や、足元から忍び寄る老いと病魔の不安と必死で戦っている義父を見ていると、なかなか辛いものがあるが、私自身はまだ、周りやいろんな人のおかげで平常でいられる。とてもありがたく。言葉で表せないほどの感謝でいっぱいな毎日だ。

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