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2008.02.15

一人で・・・

Dsc02508 Dsc02512  早いもので、義母が亡くなって2週間になる。あっという間の2週間で、実家へ行くたびに義母がいないのが不思議な感じだ。

 義母が亡くなった前後の話は、またここへ書くこともあるかと思うが、なかなかうまくまとまらない・・・。

 さて、義母がなくなった日の夜。睡眠も食事も満足にとっていなかったせいか、疲れがでたのか、突然、頻脈と強い胸痛におそわれた。
 ちょうど枕経をあげている時だったので、騒ぎ立てるわけにもいかず、旦那さんの従兄のお嫁さんが看護士だったことを思い出し、症状を訴えた。
 しばらくしても治まるどころか、胸の痛みが増すばかりで、背中や左肩まで痛い。従兄のお嫁さんは脈を取ったりいろいろしてくれたが、病院にいった方がいいと判断して、市立病院の救急外来へ連れて行ってくれた。
 その頃には歩けないほど胸が痛くて、話はできても、その間に「痛い」と漏れるくらいだった。
 座っていても立っていても横になっていても痛くて、動悸が激しいのが自分でもよくわかった。
 症状が出始めてから診察を受けるまで40分ほどあったと思う。すぐに心電図をとることになったけれど、痛くてじっとしていられなかった。
 看護士が血圧を測るのに、右の二の腕を取ったのだが、胸の痛みに動いた瞬間、少し強く腕を握った。そのとたん、その部分がものすごく熱く感じて、その熱さが上半身を巡るような感じがして、急に動悸が治まっていった。と、同時に胸の痛みも嘘のように消えていく。
 あとで確認したけれど、薬の投与もマッサージのようなこともしていないということだった。

 1時間ほど休んでいると、普通に楽になってきて、動悸も痛みも感じずにいられた。念のため、レントゲンとCTを撮り、血液検査をしてもらった。
 当直の医師によれば、それらの結果に異常はなく、特に処置もすることはないようだという診断だった。様子を見ながら、異常があればすぐに診察を受けることと言われて、家に帰ることになった。

 その後、お通夜や告別式、初七日などを済ませたが、特に異常もなく過ぎていった。
 週明けて月曜日、市立の循環器科を受診する。さらに心電図とエコーを撮ったけれど、現時点での異常は認められず、2,3ヶ月様子を見て、何もなければ大丈夫と診断される。

 それからしばらく、発作のようなことは起こっていない。ただ、やはり疲れているせいか頭痛や倦怠感が抜けない。
 それで、今日、前に義母が通っていた病院で簡単な健康診断を受けることにした。
 胸部のレントゲン・CTは撮ってあるので、頭のCTを撮ってもらい、血液検査を受けてきた。血液検査の結果は来週に出るが、やはり現時点では異常はなく、疲れがたまっているのだろうと言うことで落ち着いた。

 診察してくれた医師は、義母の主治医だった医師で、義母が亡くなったことを告げると、急な話に驚き残念がってくれた。
 義母は病院嫌いだったが、主治医は穏やかで優しい人だったので、義母はこの主治医が好きで、病院通いも嫌がらずにいた。
 行くたびに、少しでも良くなっている部分を見つけては褒めてくれ、もっと良くなるように励ましてくれて、注意すべきところはきちんと話をしてくれていた。
 本当なら、亡くなったすぐの土曜日は、主治医の診察の日だったのだ。主治医もその日に来なかったので心配していたのだと言っていた。
 「だんだんと元気を取り戻して、自分で歩いてきてくれていたのに・・・残念やなあ・・・。」とつぶやいておられた。

 いつも義母に付き添って通った病院。一人で同じ待合席に座っていると不思議だなあと思う。
 受付の顔見知りの事務員さんも義母の死を告げると絶句して、涙を浮かべてくれた。

 寂しいなあ・・・と思う。
 
 死んだら、動かなくなって、焼かれてしまって骨になって、いなくなるのは知っている。
 死んだら、その魂は、あの世とやらへ行って、いなくなってしまうのだと知っている。

 でも。死んだらどこへ行くのだろうなあ・・・。
 死んでも見守っていてくれるよと思うけれど。どこにいるんだろうか。
 いつもの服を着て、お気に入りの帽子をかぶって、杖をついて「よいしょ、よいしょ。」と歩いていた義母が見えるような気がするけれど。
 どこにいるんだろう。どこへ行くんだろうなあ・・・。

 義母が生きているときに、認知症の症状が緩和するかもとか、一緒にいたら気もまぎれるだろうかと、室内犬を飼うことを考えていた。
 義母には間に合わなかったが、しばらくは一人でがんばりたいと言う義父とみんなで一緒に散歩ができるようにと、柴犬を買うことにした。
 黒い柴犬で男の子だ。生意気に血統書があって、「将平 号」(まさひら)と名づけられている。
 まさひら、って言う語感が平安時代ぽくって、名前はそれに決定した。普段は「まさ」と呼んでいる。
 暖かくなったら、みんなで散歩に行けるよう躾中。

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