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2013.02.20

親父、モルヒネ点滴始める

2月20日。 親父殿、本日はせん妄状態がひどく、夕方から医師の判断でモルヒネと睡眠薬を点滴され、効いてる間はよく眠っている。
 医師の説明によると、腰にできている癌が脊髄を圧迫し、腰から下が動かない。さらに癌の断続的に来る痛みが酷い時期だそうだ。
 癌の数値は44ほど。良くはないが悲観的な数字でもないそうだ。ただ、癌が脊髄を圧迫していることで、癌の痛み以上の痛みに苛まれているとのこと。
 それが原因で気力がそげるのが怖い。生きようとする気力がなければ、病いはすぐに人間を蝕む。
 とにかく今は痛みをコントロールし、眠ることが体力気力の回復に繋がるとか。
 もう一度でも、二度でも三度でも。何度でも正気の親父と話しがしたいなあ。

 今日は午前中だけ仕事して親父の病院へ。
 結局、親父はデュロテップを貼ったまま、夜間はドルミカムで睡眠を誘導し、モルヒネで痛みを緩和している。
 モルヒネが効いてる間は一時間から二時間くらい眠るのだが、何かの拍子で目が覚めると痛みがないので起き上がり立ち上がろうとする。
 もちろん、癌が脊髄を圧迫している関係から腰から下は自分ではほぼ動かせないから、立ち上がることはできない。
 それでも自分の力で立ち上がりたいのだろう。一時間あまり、座位を保ち、立ち上がろうと試行錯誤し、力を使い果たし、痛み出すとまたモルヒネを投与し眠りにつくを繰り返していた。

 親父と二人だけの時、立ち上がろうとしてできない自分が辛いのだろう。
 絞り出すように泣き出し 「情けない」とつぶやく。「辛いなあ」と声をかけると「辛い」と返事をする。
 「一所懸命頑張ってきたのに動けへんのは辛いなあ」というと、嗚咽していた。
 「骨折して三週間も寝たきり状態やったのに、いきなりは立てへんよ。起き上がって座れるだけでも100点やで。医者はまだまだ大丈夫、そんな簡単に死なへん、そやでゆっくりぼちぼち頑張りとゆうてたで。お父さん一人とちゃう、みんな側にいて応援してる。無理せんとちょっとずつや。」と話したら、「泣けてくるで、もう言うな。」と答えた。
 二日ほど前に、母の前でも泣いたそうだ。絶対に涙など見せない親父の涙は辛かったなあ。

 みなさんの祈りのおかげで、親父と話しができました。本当にありがとう。

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